2/24(土)ボーカルレッスン備忘録~課題は同じ~

前日の二胡レッスンに続き、
今回はボーカルの方のレッスンでした〜。

 

確か2013年の6月くらいから始めて
ずっと通っているのですが(もう4年半?!)
今担当して下さっているのはお2人目の師匠です。

 

担当を変わって頂いた経緯としては
レコーディングをメインにレッスンを進めたい
とお1人目の師匠に相談したところ、

より機材などの扱いに詳しい
今のダンディな師匠に担当して頂くことに
なったのでした。

 

なので、今の師匠に変わってからは
がっつりとボイトレ的なことは
したことがなかったんですよねー。

 

で、先月にレッスンでレコーディングした
(KPでも歌う予定の)Superflyの
「愛をこめて花束を」が、

何か変な気負いが入ったのか
これまでのコアトーニングとかが
全く活かされてないミックスボイスで
終わってしまったんです…( ̄◇ ̄;)

 

 

で、そこからKPのオンラインでの学びと
先週の合宿での学びも経て、
「もう一回試しにレコーディングしてみるか…」

と思っていたのですが、
脱力しての発声を完全に身に付けるには
まだまだ今ひとつ感がぬぐえず、

今回は思い切って師匠から学ぶ
地声トレーニングを体験してみよう!と思い
初のがっつりボイトレとなったのでした♪

 

 

課題は同じ

 

「もしかしたらKPのコウタローさんから
学んだこととは方針として違うことを
提示されることもあるかもなぁ…」

とちょっと不安もあったのですが、

 

結論からいきますと…

 

本質的なご指摘は…

 

同じでしたー( ̄∀ ̄)

 

 

とりあえず簡単な発声をしてみて
すぐに見抜かれたのが喉や舌が力んでいること。

 

なので、師匠流の方法で喉と舌をゆるませ
ただ息が喉を通っていくだけ、
という状態を作る練習を教えて頂きました。

 

ここからは教えて頂いた方法を
覚えている限りシェアしていきます!

 

 

喉と舌の力を抜いて、息を流す下準備

 

1.Zzzzz…

 

寝ているのではありません( ̄∀ ̄)

日本語の「ず=zu」ではなくて、
「z」の子音だけを長く伸ばします。

「zーーーーー」という感じ。

 

これは喉を力ませず、声帯もがっつり使わず、
息だけ流れて、その息の分だけ
ふるふると声帯が揺れるという音なので

まず力みのない状態で息を流す体感を
得るステップになるそうです。

 

 

2.くっ、くっ、くっ…

 

不敵に笑っているのではありません( ̄∀ ̄)

息を流すということそのものが
苦手なのではないか、ということで、
しっかり息を流すことに慣れる練習です。

 

ポイントは…

*しっかりスタッカートで!
(ぴしっ!ぴしっ!と止めるというか
跳ねるという感じの表現方法)

*口の形も下唇周辺の筋肉も使って
がっつり口をすぼめる!

*はっきり「く」の子音と母音を
発音するというよりは息混じりの
寝起き突撃声に近い感じでOK
(ちびまる子ちゃんの野口さんみたいな感じw)

 

 

3.ハミング

 

ただふんふん言うのではなく、
唇までびりびり振動が来るのを
感じるようにするのがポイント。

 

そのびりびりハミングでポルタメント。
(ドレミファソファミレド、みたいな音の波を
低音〜高音を行き来する練習)

この時も喉と舌は力まな〜い!

 

 

4.リップロール

 

唇をぶるぶるさせながら、
これまたポルタメント。

 

リップロールの詳細はこちらでもまとめてます↓

シンガーの体作り~朝編その3~

 

リップロールってずーっと唇に
息を流し続けないと音鳴らないですよね。

で、息の量とか流すスピードが変わると
唇の振動が変わるじゃないですか。

 

なので、息を流すことを自覚することとか
流す息を一定にコントロールすることを
目的としたものなのかなぁと思ました。

 

息を流すという点においては
コウタローさんから学んだ寝起き突撃声と
目的が同じなんですが、私の感覚としては

流す息の量を増やす→寝起き突撃声
息の量を一定に調整→リップロール

という風にそれぞれ向いている気がします♪

 

 

息を音に繋げる

 

1.哈!

これは中国語でも出てくる漢字ですが、
「は=ha」と読みます。

なんとなく気合い入りますね(笑)

かめはめ波撃てそう( ̄∀ ̄)

 

これでポルタメントするのですが、
「ha」を分解してみると

h=喉が息から流れる子音
a=有音の「あ」

ですね。

 

つまり、「は」の母音の「a=あ」が
有音として鳴る前の、子音「h」の段階で
すでに息は喉から出ていることを意識します。

 

もう一つのポイントとしては、
間延びした普通の「はははは…」ではなく、
スタッカートで一音一音で
かめはめ波撃つイメージ。

 

あ、でも別に音量めっちゃあげなきゃいけない
ということではなくて、
喉&舌の緩みと息の流れ具合の方が大切です!

 

 

2.la la la

らららんどではありません( ̄∀ ̄)
(しかも私見てないw)

今度は「ら=la」でポルタメント。

 

「la」でやる意味としては
舌先を上の歯の根元に当てて発するこの音は
比較的喉が力みにくい音なのだそうです。

 

 

3.おえおえおー

お酒飲みすぎてリバースしているわけでは
ありません( ̄∀ ̄)

 

口角が下がり気味、というご指摘も頂いて、
表情筋も併せて鍛えよう!ということになり

口の形を一つ一つしっかり形作って
かつ喉と舌は脱力するのに気を付けつつ
発声しました。

 

この時に、コアトーニングの成果なのか
低音域は勝手に倍音がびりびり聞こえてきて
嬉しかったですね〜( ´ ▽ ` )

 

それに、倍音が鳴るということは、
ちゃんと地声が出ているということで、
それは喉や舌が脱力できてる
ということでもあるからです♪

 

 

4.ういういうー

今度音を変えて同様に脱力しつつ発声。

この時も口の形は日常生活では大げさなくらい
しっかり大きく動かします。

 

 

さて、ここで師匠からの豆知識!

 

1.うおあえい

レッスン室のホワイトボートに
「うおあえい」という順で書いていたんですが
なぜこの順番なのでしょうか?

実は口の中で音が響く位置の順番なのだそうです!

 

う お あ え い
喉の奥←  →口先

という感じです。

 

なので、先にした「おーえ」は
中距離でのインターバルなのに対し
「うーい」は長距離インターバルなんですね〜。

なので「おえ」で慣らした後に「うい」なわけです。

 

これをイメージしながら
コアトーニングするのも
面白そうだなーと思いました!

 

2.「う」と「お」の口の形の違いとは?

「う」はたこみたいにがっつり口を
すぼめればいいんやろ、って感じですが、
「お」って何気に曖昧じゃないですか?

 

これもわかりやすい作り方がありまして、

まず「う」の口を作ります

そのまま下顎を下げます

「お」の完成!!

だそうです( ̄∀ ̄)

めっちゃ簡単〜!

 

コアトーニングでは、より音と息を出すために
この状態から一回り大きく開けると
ちょうど良さそうだなーと思いました♪

 

 

3.発声時の声帯の状態って?

地声低中音域と地声高音域と
裏声(ファルセット)、それぞれの
声帯の状態ってどうなっているんでしょうか?

 

まず、無理なく自然に出る地声低中音域

声帯とは弁のようなものです。

それを手で表すと、両手の人差し指を出して
そのまま平行に添えた状態

「II」みたいな感じです。

 

ぴったりとくっついているわけではなく
程よく緩んだ状態で並んでいて、
そこに息が通るので低〜中音域が出ます。

 

そこから音域が上がって行くと…

先程添えた人差し指の指先はくっついたまま、
指の根元はどんどん離れていきます

「V」の上下反対向きみたいな感じ。

 

そこに息を流すと地声で高音域が
出るという仕組みなんですが、
この緊張状態が私の場合耐えられないようで、

そのぴん!と緊張した状態がぱほん!
と外れると
裏声になるんだそうです。

 

実際にどんな風に動いているのか
自分の声帯の状態をカメラで
撮ってみたいなと思いました( ̄∀ ̄)

 

 

地声の音域を上げよう!

 

ここまでのトレーニングを経て、
最後は実際に地声でポルタメントを
がっつり上がったり下がったりします。

そして苦手な地声での高音域をのばしていきます。

 

 

その時に師匠から言われたポイントが
これまたKP合宿でコウタローさんから頂いた
ポイントとほぼ同じなんですよね〜。

 

*高音の時ほど息の流れをしっかり作る!
というか息をしっかり流せば
勝手に音は出しやすくなる!

ホースから出る水を勢いよく出そうとする時に
ホースの出口(声帯)を指で押さえて
勢いを出すのではなく
蛇口そのもの(息)をがっつり開ける!
ということですね。

 

*ポルタメントの波が
低音←→高音に上下する時は

低音ほど声が近くに落ちるイメージで、
高音ほど遠くへ音が飛ぶイメージ。

噴水とかホースとかで水を近くに飛ばしたり
遠くに飛ばしたりするのを声に当てはめると
わかりやすいかも。

 

そうしてしばし発声していくと、
やっぱりまだ慣れないので高音域は
声帯がぱほん!とならないように耐えるのが
かなりしんどかったのですが、

結果的に地声で高いレの音「ハイD」まで
いけましたよ!

 

これってKP合宿の時とほぼ同じ!!

 

ということは、ちゃんと脱力して
声帯の振動をしっかり感じて
息もしっかり流せていれば
現状の自分の備える実力としては
少なくともそこまでは出るってことなんですよね。

 

で、最後に「愛を込めて花束を」を
地声で歌ってみました。

 

でもこうして曲になるとついBメロの
「ここにこられて本当に良かったわ」
「良かったわ」が出なくなってしまうんですよね…

 

合宿以降曲で地声を出す練習に移ったものの
実はかなり行き詰まっていたので、

「また過去の出来ないと思い込んでいる
自分に戻るなよ!
本当は普通にできるよ!」

というサポートをとても良いタイミングで
受け取れたなぁと思います( ´ ▽ ` )

メンタル面でもスキル面でも。

 

 

実際こうして人のお力を借りてなら
できるわけなので、
あとはこれを自分1人の時でも
「できない」という過去の自分がかけた
呪文の呪縛を解いてこつこつやっていくのみ!
ですねー。

 

ということでとても実りある
師匠との初がっつりボイトレでした!!

地声で気持ちよく高音域出すぞー!!(`・ω・´)

 


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