前日の二胡レッスンに続き、
今回はボーカルの方のレッスンでした〜。
確か2013年の6月くらいから始めて
ずっと通っているのですが(もう4年半?!)
今担当して下さっているのはお2人目の師匠です。
担当を変わって頂いた経緯としては
レコーディングをメインにレッスンを進めたい
とお1人目の師匠に相談したところ、
より機材などの扱いに詳しい
今のダンディな師匠に担当して頂くことに
なったのでした。
なので、今の師匠に変わってからは
がっつりとボイトレ的なことは
したことがなかったんですよねー。
で、先月にレッスンでレコーディングした
(KPでも歌う予定の)Superflyの
「愛をこめて花束を」が、
何か変な気負いが入ったのか
これまでのコアトーニングとかが
全く活かされてないミックスボイスで
終わってしまったんです…( ̄◇ ̄;)
で、そこからKPのオンラインでの学びと
先週の合宿での学びも経て、
「もう一回試しにレコーディングしてみるか…」
と思っていたのですが、
脱力しての発声を完全に身に付けるには
まだまだ今ひとつ感がぬぐえず、
今回は思い切って師匠から学ぶ
地声トレーニングを体験してみよう!と思い
初のがっつりボイトレとなったのでした♪
課題は同じ
「もしかしたらKPのコウタローさんから
学んだこととは方針として違うことを
提示されることもあるかもなぁ…」
とちょっと不安もあったのですが、
結論からいきますと…
本質的なご指摘は…
同じでしたー( ̄∀ ̄)
とりあえず簡単な発声をしてみて
すぐに見抜かれたのが喉や舌が力んでいること。
なので、師匠流の方法で喉と舌をゆるませ
ただ息が喉を通っていくだけ、
という状態を作る練習を教えて頂きました。
ここからは教えて頂いた方法を
覚えている限りシェアしていきます!
喉と舌の力を抜いて、息を流す下準備
1.Zzzzz…
寝ているのではありません( ̄∀ ̄)
日本語の「ず=zu」ではなくて、
「z」の子音だけを長く伸ばします。
「zーーーーー」という感じ。
これは喉を力ませず、声帯もがっつり使わず、
息だけ流れて、その息の分だけ
ふるふると声帯が揺れるという音なので
まず力みのない状態で息を流す体感を
得るステップになるそうです。
2.くっ、くっ、くっ…
不敵に笑っているのではありません( ̄∀ ̄)
息を流すということそのものが
苦手なのではないか、ということで、
しっかり息を流すことに慣れる練習です。
ポイントは…
*しっかりスタッカートで!
(ぴしっ!ぴしっ!と止めるというか
跳ねるという感じの表現方法)
*口の形も下唇周辺の筋肉も使って
がっつり口をすぼめる!
*はっきり「く」の子音と母音を
発音するというよりは息混じりの
寝起き突撃声に近い感じでOK
(ちびまる子ちゃんの野口さんみたいな感じw)
3.ハミング
ただふんふん言うのではなく、
唇までびりびり振動が来るのを
感じるようにするのがポイント。
そのびりびりハミングでポルタメント。
(ドレミファソファミレド、みたいな音の波を
低音〜高音を行き来する練習)
この時も喉と舌は力まな〜い!
4.リップロール
唇をぶるぶるさせながら、
これまたポルタメント。
リップロールの詳細はこちらでもまとめてます↓
リップロールってずーっと唇に
息を流し続けないと音鳴らないですよね。
で、息の量とか流すスピードが変わると
唇の振動が変わるじゃないですか。
なので、息を流すことを自覚することとか
流す息を一定にコントロールすることを
目的としたものなのかなぁと思ました。
息を流すという点においては
コウタローさんから学んだ寝起き突撃声と
目的が同じなんですが、私の感覚としては
流す息の量を増やす→寝起き突撃声
息の量を一定に調整→リップロール
という風にそれぞれ向いている気がします♪
息を音に繋げる
1.哈!
これは中国語でも出てくる漢字ですが、
「は=ha」と読みます。
なんとなく気合い入りますね(笑)
かめはめ波撃てそう( ̄∀ ̄)
これでポルタメントするのですが、
「ha」を分解してみると
h=喉が息から流れる子音
a=有音の「あ」
ですね。
つまり、「は」の母音の「a=あ」が
有音として鳴る前の、子音「h」の段階で
すでに息は喉から出ていることを意識します。
もう一つのポイントとしては、
間延びした普通の「はははは…」ではなく、
スタッカートで一音一音で
かめはめ波撃つイメージ。
あ、でも別に音量めっちゃあげなきゃいけない
ということではなくて、
喉&舌の緩みと息の流れ具合の方が大切です!
2.la la la
らららんどではありません( ̄∀ ̄)
(しかも私見てないw)
今度は「ら=la」でポルタメント。
「la」でやる意味としては
舌先を上の歯の根元に当てて発するこの音は
比較的喉が力みにくい音なのだそうです。
3.おえおえおー
お酒飲みすぎてリバースしているわけでは
ありません( ̄∀ ̄)
口角が下がり気味、というご指摘も頂いて、
表情筋も併せて鍛えよう!ということになり
口の形を一つ一つしっかり形作って
かつ喉と舌は脱力するのに気を付けつつ
発声しました。
この時に、コアトーニングの成果なのか
低音域は勝手に倍音がびりびり聞こえてきて
嬉しかったですね〜( ´ ▽ ` )
それに、倍音が鳴るということは、
ちゃんと地声が出ているということで、
それは喉や舌が脱力できてる
ということでもあるからです♪
4.ういういうー
今度音を変えて同様に脱力しつつ発声。
この時も口の形は日常生活では大げさなくらい
しっかり大きく動かします。
さて、ここで師匠からの豆知識!
1.うおあえい
レッスン室のホワイトボートに
「うおあえい」という順で書いていたんですが
なぜこの順番なのでしょうか?
実は口の中で音が響く位置の順番なのだそうです!
う お あ え い
喉の奥← →口先
という感じです。
なので、先にした「おーえ」は
中距離でのインターバルなのに対し
「うーい」は長距離インターバルなんですね〜。
なので「おえ」で慣らした後に「うい」なわけです。
これをイメージしながら
コアトーニングするのも
面白そうだなーと思いました!
2.「う」と「お」の口の形の違いとは?
「う」はたこみたいにがっつり口を
すぼめればいいんやろ、って感じですが、
「お」って何気に曖昧じゃないですか?
これもわかりやすい作り方がありまして、
まず「う」の口を作ります
↓
そのまま下顎を下げます
↓
「お」の完成!!
だそうです( ̄∀ ̄)
めっちゃ簡単〜!
コアトーニングでは、より音と息を出すために
この状態から一回り大きく開けると
ちょうど良さそうだなーと思いました♪
3.発声時の声帯の状態って?
地声低中音域と地声高音域と
裏声(ファルセット)、それぞれの
声帯の状態ってどうなっているんでしょうか?
まず、無理なく自然に出る地声低中音域。
声帯とは弁のようなものです。
それを手で表すと、両手の人差し指を出して
そのまま平行に添えた状態。
「II」みたいな感じです。
ぴったりとくっついているわけではなく
程よく緩んだ状態で並んでいて、
そこに息が通るので低〜中音域が出ます。
そこから音域が上がって行くと…
先程添えた人差し指の指先はくっついたまま、
指の根元はどんどん離れていきます。
「V」の上下反対向きみたいな感じ。
そこに息を流すと地声で高音域が
出るという仕組みなんですが、
この緊張状態が私の場合耐えられないようで、
そのぴん!と緊張した状態がぱほん!
と外れると裏声になるんだそうです。
実際にどんな風に動いているのか
自分の声帯の状態をカメラで
撮ってみたいなと思いました( ̄∀ ̄)
地声の音域を上げよう!
ここまでのトレーニングを経て、
最後は実際に地声でポルタメントを
がっつり上がったり下がったりします。
そして苦手な地声での高音域をのばしていきます。
その時に師匠から言われたポイントが
これまたKP合宿でコウタローさんから頂いた
ポイントとほぼ同じなんですよね〜。
*高音の時ほど息の流れをしっかり作る!
というか息をしっかり流せば
勝手に音は出しやすくなる!
ホースから出る水を勢いよく出そうとする時に
ホースの出口(声帯)を指で押さえて
勢いを出すのではなく
蛇口そのもの(息)をがっつり開ける!
ということですね。
*ポルタメントの波が
低音←→高音に上下する時は
低音ほど声が近くに落ちるイメージで、
高音ほど遠くへ音が飛ぶイメージ。
噴水とかホースとかで水を近くに飛ばしたり
遠くに飛ばしたりするのを声に当てはめると
わかりやすいかも。
そうしてしばし発声していくと、
やっぱりまだ慣れないので高音域は
声帯がぱほん!とならないように耐えるのが
かなりしんどかったのですが、
結果的に地声で高いレの音「ハイD」まで
いけましたよ!
これってKP合宿の時とほぼ同じ!!
ということは、ちゃんと脱力して
声帯の振動をしっかり感じて
息もしっかり流せていれば
現状の自分の備える実力としては
少なくともそこまでは出るってことなんですよね。
で、最後に「愛を込めて花束を」を
地声で歌ってみました。
でもこうして曲になるとついBメロの
「ここにこられて本当に良かったわ」の
「良かったわ」が出なくなってしまうんですよね…
合宿以降曲で地声を出す練習に移ったものの
実はかなり行き詰まっていたので、
「また過去の出来ないと思い込んでいる
自分に戻るなよ!
本当は普通にできるよ!」
というサポートをとても良いタイミングで
受け取れたなぁと思います( ´ ▽ ` )
メンタル面でもスキル面でも。
実際こうして人のお力を借りてなら
できるわけなので、
あとはこれを自分1人の時でも
「できない」という過去の自分がかけた
呪文の呪縛を解いてこつこつやっていくのみ!
ですねー。
ということでとても実りある
師匠との初がっつりボイトレでした!!
地声で気持ちよく高音域出すぞー!!(`・ω・´)
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