今回の課題曲
*良宵
*賽馬
ポイント
「良宵」
*前半のトリルの音が違っているところがあったので修正しておく。
後半は伸ばしてトリルというバリエーションもあるので注意。
*テンポはゆっくりめでOK(特に出だし)
*第3音階は弦を強く押さえつけない!
音程は抑える位置で調整していく!
*後半の音を上から滑らせる部分は半音もないくらいの少しの微差で鳴らす。
「賽馬」
*前半の656の5の装飾音符は八分音符として弾いてOK
*Pizz=ピチカート
太鼓から10cmくらい上の位置で、内弦を右手人差し指で下から上へしっかり跳ね上げて音を響かせる。
音程をつける時は普通に弾く時と同じように左手で弦を抑える。
弓は下に落ちないように、真ん中辺りを太鼓の上に乗せ、膝で支える。(脚をある程度開ける服装にすること!)
撃沈!な自分のその奥を知る方法
今日は、6月が本番の自分的には挑戦になる二曲、「良宵」と「賽馬」のレッスンでした。
前回はとりあえず前半の雰囲気をざーーーっと習うというくらいだったので、今日はその前半のチェックなのかなーと思っていたら…
甘かった…!!
本番までそんなにゆとりはないのです…!!
一回ざーっと一緒に弾いて、明らかに音を間違っているところの修正以外は普通にスルー。
からの後半突入!( ̄д ̄;)
まぁ大体後半に曲の山場があるわけで、それすなわち難しいということ。
「良宵」は第3音階がこれまで以上にさらに高い音まで出てくるし、「賽馬」はまだ慣れないF調で、譜面と実際の音とが脳内でリンクしてなさすぎて今何を弾いているのか理解するのが追いつかないわけです。
なんかもう、とんでもなく置いてけぼり感…(マンツーマンレッスンなので、置いていかれるも何も他に生徒さんいないんですけどねw)
限られたレッスンの時間でがーっとある程度楽譜を読み進めないと、2週間練習する内容が少なくなってしまうのである程度は仕方ないとは思うのですが、自分の脳内で「一つ一つ」「順番に」「確実に」納得しきらないと次に進めないタイプなので、こういう時は大体
【パニック→脳内フリーズ→出来ないことへの苛立ち】
というループに入るんですよねー( ̄▽ ̄)
幼少期からのピアノやら学校の勉強やらの経験値としてこの自分のパターンは把握してはいるので、まぁいつものやつだなぁという感じではあるのですが。
元々の仕様としてそういうタイプなので、その特徴とどう向き合って、結果的に自分にプラスになるように活かしていくかということになるわけです。
そこで登場するのが、これまでにもメルマガで紹介してきた自分と向き合う為の魂通信なる日記。
起こったこと、それによって自分の内面に沸き起こったことを
【事実・思考・感情・価値観・行動】
という5つのカテゴリーに仕分けて書いていきます。
目的は大まかに
*自分の中でぐちゃぐちゃしている色んなものを、事実や感情や思考に仕分けることで、「自分が何にどんな感情を抱いているのか」、「結局何が嫌で何に悩んでいるのか」を明確にすること。
*自分の中にある価値観を知り、その上でじゃあこれからどう行動していくかという「価値観」と「行動」2つのカテゴリーを探っていくこと
になります。
では今回はどんな活用をしたのか、ご紹介していきます♪
撃沈!からの受け止め。
まず起こった事実は
*二胡レッスンで良宵と賽馬の新しいところを習った。
ですね。
それによって沸き起こった思考、いわゆる脳内でのおしゃべりは…
*ペース早い!!
*え、この3週間練習してきたところはこんなスルーな感じ?!一言でもいいから評価してほしかった…。
*楽譜見てもどの音かが全然ピンとこんのですけど!!
*というかそんな高音使ったことないんで左手の位置全然感覚が把握できてないんですけど!
*もうちょいゆっくり説明してほしい…!!
みたいな感じですね。えぇ、大パニック(笑)
なので一旦行動としては、楽譜が追えずわからないところは「今どこですか?」と質問するという選択はしたのですが、それでも全体的にはとにかく譜面を追うので精一杯なわけです。
こんな感じで最初は先生のペースに対して感情のベクトルが向いているんですが、そうこうしていると気付けば今度は自分の付いていけなさ、どんくささに腹が立って来ます。
ということで、感情としては
*苛立ち
*自分への失望、悔しさ
を感じているということが見えてきます。
ここまでは自分の内外で起こっていることをそのまま書いていけばOK。
そして問題の価値観。これは
「~であるべき/べきでない。」
「~しなければならない/してはならない。」
と表現できることが入ります。
カギは感情にあります。
「苛立ちや悔しさが何故出てきたのか?」にフォーカスしてみます。
というのも、感情の波が立つのは、【自分の中の常識や法律】に反するイレギュラー、つまり異常を感知して教えてくれているからなのです。
そして今回の感情が教えてくれた私の法律は…
*人に教える時は丁寧にゆっくり優しく教えるべきだ。
*習ったことはすぐ理解し実践できなければならない。
です。
1点目は、今冷静に振り返れば、別に先生は怒鳴ったりキツイ物言いも全然されないですし、分からないと言えばもう一度説明もして下さるので、これは自分が勝手に追い込まれて被害妄想してるだけなんですよね(笑)
でもこの価値観自体は、今後自分が1to1ライブなどで誰かに何かを伝える時に意識していこうと思えたので、自分自身が実践する立場としては大切にしていきたい価値観として今後も採用することにしました。
ただし、他者にも求めないということもセットにするのがポイントです。
他者にも当てはめようとするから被害妄想も生まれやすくなりますので。
外国と自国では法律が違うのと同じです。
あ、でもコミュニケーションとして「自分はこう思う」と伝えあったり議論をするのはアリだと思います(^-^)
続いて2点目。
ある意味1点目の価値観を引っ張りだしてきた、ラスボス的な価値観。
要は「自分は優等生でなければならない」という「完璧主義」的な価値観ですね。
これを図式化してみると…
【法律】
自分は習ったらすぐ成果を出して期待に応えなければならない。
↓
【事件】
でも現実として付いていけてないし、すぐにはすらすら弾けない。
前回からの練習範囲については、ミスの修正以外は特に何も言われなかった。
↓
【判決】
私はダメ人間だ!!
この程度の自分、この程度の出来では評価される価値はない。
↓
感情:苛立ち、悔しい
という感じ。
次は、じゃあこれからどうするのか?の「行動」について考えていきます。
撃沈!からの受け止め。からの復活
まずは、この「悔しい」という感情にどっぷりとつかることにしました。
ここで中途半端に「あー悔しかったということねー(-∀-)」と自分の中でさえもクールぶって、すぐに過去のことにして通り過ぎようとするから、後々潜在意識とか無意識にこの昇華しきらなかった感情が沈殿して腐敗して発酵してひねくれ度が増していくのです。(経験者は語るw)
今回は魂通信の効果をみなさんに知ってほしいので、私はこうして思い切ってアウトプットしてぶっちゃけてますが、基本は自分の中で向き合うものなので、別に道行く見知らぬ人に見られるわけではありません。
なので、まだ他人には自分の素を出すのに抵抗があるとしても、せめて自分自身にだけはごまかしはせず、素直にダメな自分も出し切って、子どもみたいな道理の通らないわがままも言いたい放題言っていきませんか?ということなんです。
で、今回の「悔しい」にも2つあって
*できない自分がむかつく!
*でも出来ないなりにも多少出来ていたところは評価してほしかった
というものです。
特に2点目は「子どもかよ!」って感じですし、実際「子どもかよ!」と自分の思考も思っているのですけど、でもそういう子どもみたいな自分もいるという事実、そういう自分の存在をまずは認めていくというステップが一番大事だったりします。
思考的にはめっちゃ恥ずかしいし、そんな自分を認めることすら悔しくもあったりと謎の悔しいループなんですけど(笑)
でも、小さい子どもをあやすように
「そうねー、悔しかったねー!」
「でも私だけは一通り練習してきたことは知っとるよー!」
と、言ってほしいことを自分に言ってあげるんです。
ここはもう思考さんには一旦ストップして頂いて、完全に俳優モードでいきましょう。
理性の生み出す恥ずかしさはここにはいりません。
水を差すのは野暮ってもんですぜ(-∀-)
そうやって声をかけていると、だんだん悔しさが成仏(昇華)してくるのがわかります。
すーーーっと体を縛る感覚が緩むというか、胸が軽くなるというか。
物理的に体が熱くなったり、涙が出たりとかもあるかもしれません。
その感覚は人それぞれ違うと思いますが、きっと「これだ」とわかると思います。
そうすると、今度はこの「悔しさ」が次への原動力に変わるんですよ!不思議なことに!
過去の自分が未来の自分の応援をしてくれる感じですね。
一通り声掛けをしてあげていると
「鈍臭い自分ではいけないという思い込みがあるのでは?
でも他人にとっての優等生でなくてOK。
成長を求めることはいいけど、完璧を求めすぎて嫌いにはならなくてOK。」
「でも悔しいと思えるということは、成長の伸びしろがあるということ。
だからこの悔しさはむしろ持っていてOK!」
「自分にはできると思っているからこそ悔しいと思えるんだから、これから練習していけばできるはず!」
「次のレッスンまでに仕上げたれ!!」
と、自然と自分で自分にエールを送っていることに気付きました。
こんな風に、自然とさらに次の「行動」の指標が見えてくるんです。
ここまで至るのに、およそ30分。
自分的には、思ったよりかなり短い時間でしっかり深いところまで沈んだ上で気持ちを持ち直せたなーという体感でした(^-^)
「行動」を起こすために
こうして見えてきたこれからしていきたい「行動」。
これを実践まで落とし込んでいくには、より具体化していくことがカギです。
「何をするか=what」
「なぜそうしたいか=why」
はここまでの時点で明確かと思いますが、
「いつするのか=when」
「どこでするのか=where」
「どうやってするのか=how」
が曖昧なままだと結局やらないんですよね(;’∀’)
今回の私の場合は
いつ
→早番の出勤日は夜
→その他は午前中朝のルーティン後
どこで→自室
どうやって
→二胡の王さんで
→夜は消音機を使って
→1回あたり長時間じゃなくてもいいし、5分でもいいのでできるかぎり毎日取り組む
となりますね。
特に「いつ」はマストで決めておかないと、最もやらなくなる率がアップしてしまいますので、「いつ」だけでもその場で決めるのがオススメです。
ということで、今回は具体的に魂通信の使い方を実際にご紹介してみました(^-^)
最後にポイントをまとめると…
【魂通信について】
*魂通信の基本は【事実・思考・感情・価値観・行動】に分類すること。
*その目的1:「自分が何にどんな感情を抱いているのか」、「結局何が嫌で何に悩んでいるのか」を明確にするため。
*その目的2:自分の中にある価値観を知り、その上でじゃあこれからどう行動していくかを探っていくため。
【価値観をみつけるには】
*価値観は「~であるべき/べきでない。」「~しなければならない/してはならない。」と表現できるもの。
*価値観のありかは感情が沸き起こった理由に潜んでいる。
【感情を次の行動に変えるには】
*沸き起こった感情にどっぷりとつかって昇華すること。
*本当は言って欲しかったこと、してほしかったことを自分で自分にしてあげること。
*何を、なぜ、いつ、どこで、どうやってするのかを決める。特に「いつ」はマスト!!
です!
楽器の練習も魂通信も、毎日超地味~~~なことの繰り返しです。
でもこのこつこつの先にひらけて見える世界があるということもこれまでに実感してきました。
感情に振り回されがちな人だったり、感情に振り回されないように避けすぎてひねくれて麻痺している人(これは私w)にはオススメなので、ぜひ騙されたと思って(笑)とりあえず一度試してみてください(´▽`)
それでは最後まで読んで下さりありがとうございました!
それではまたー!
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