今回の課題曲
＊蘇武牧羊
＊绣荷包
ポイント
＊手汗を気にしすぎて左肩が上がって、力んでしまっているかも。
肩を並行なままを意識して練習してみるべし！
＊ライブでは一曲毎にハンカチで手を拭いても、別に見ている人には気にならないのでそれは大丈夫。
何でもみんなと同じでなければならない訳ではない。
自分の状態、特徴をもっとポジティブに捉えて向き合ってみるべし！
＊曲の強弱をもっと考えて演出していく！
私の手汗問題
実は前回のレッスンはデトックス祭でお休みしまして、ほぼ1ヶ月ぶりのレッスンでした(＞人＜;)
レッスン冒頭、二胡の調弦で音階を弾いていると、先生から
「音自体は良くなったね。
でも曲になるとまだうまくいかないね。」
とご指摘が。
これは自分自身でも感じていたことなんですよね(;￣◇￣)
で、続いて
「今自分で気になっていることは？」
と聞いてくださったので、
【手のコンディションによって音のクオリティが大きく変わる問題】
を挙げました。
私は生まれつき手汗がひどいのです(￣▽￣;)
四六時中というわけではないのですが、気温や体温が上がった時や、気持ちの面で緊張感などがある時、さらには「汗かくかも…？」と意識が向いた瞬間にはもう手汗が出ている、という具合。
なので、学生時代は手汗で答案用紙がびちゃびちゃになって書けなくなるので、右手の用紙に接する面に三角定規を敷いていましたε-(´∀｀; )
先生からは、弦を抑える左手の移動の時には力を抜くようずっと言われているのですが、まだまだ気がつくと肩が上がってしまうくらいに移動に気が取られて力んでしまうんです…。
先生曰く、これまで見てきた生徒さん達の中にも同じような方々いらしたそうで、中には二胡の竿があたる手の平の部分にカバーをつけたりしていた人もいたそうなのですが、皆さん最終的にはカバーを使わなくなっていったそうなのです。
私は今のところ二胡歴3年ほど。
先生の見立てでは経験値次第で克服できるのではないか、とのことで、もうしばらく様子を見てみては？と言って頂きました。
先生が病と向き合って得た進化
さらに、先生ご自身のお話もしてくださいました。
先生はご病気の為に手術をされました。
手術をされたこと自体は伺っていましたが、その詳細やその後のことを伺ったことは無かったんです。
先生はその手術をしたことで、弓を動かす右手が以前のように自由に動かなくなりました。
でも、その不自由さを克服して演奏のクオリティを取り戻すことを目指した時に、これまで以上に弓の動かし方そのものを丁寧に見つめるようになったそうです。
これまでは力技で弾いていた部分も、その力技ができなくなったことで、本当の意味での技術を極めることになり、結果的に
「むしろ今の方がうまくなったんじゃないの？」
と感じていらっしゃるそうです。
制限や困難が生じたからこそ、それとしっかり向き合って克服し、目指す未来へ進むことで、大きな飛躍ができる、ということですね。
私にとっての困難（手汗問題）がもたらす人生のギフトとは？
なので、私にとっての手汗問題も、力まず柔らかに滑らかに弾くということに向き合うためのきっかけであり、ギフトなのかもしれません。
そういう風に、
「問題を問題として捉えるのではなく、ポジティブなきっかけとして捉えてみて」
とアドバイスをして頂きました。
でもこれって二胡の技術という話だけには収まらないなと思いました。
私は、二胡においてだけでなく、思考だったり体の普段の使い方そのものだったり、人生や生き方全般において、きっとついぎゅっと力んで緊張感を持ってしまいやすいのだろうと思います。
だいぶこの呪縛から解かれたかなと思ってたのですがまだまだのようです(;´Д｀)
良く言えば真面目なのかもしれませんが、つい正しさや正解を求めがちなところは、この感覚と繋がっている気がします。
でも、二胡の弦がギッチギチにきつく張りすぎても、だるんだるんにたわんでも良い音は出ないように、人生も心身が緊張して力み続けていても、いつも堕落した生活をしていても、本心から幸せを感じる生き方は体感できないと思うのです。
ほどよく心地良いゆとりと、必要な所だけ引き締まったしなやかさ。
きっとこれを学ぶことが、私の今世の課題の一つなんだと思います。
その為に、私は二胡に出会ったのかもしれません。
二胡を通して人生とも向き合う。
そんな、二胡を通して生き方、あり方を考えるレッスンでした(´∀｀*)
あなたの生き方にも何かしらヒントになれたら嬉しいです♪
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