3/17(土)-18(日) KP3月合宿レポ その1

4/23(月)にステラシアターでの本番を控えた
KYOMEI PROJECT。

 

2月の合宿の様子はこちら↓

2/17(土)-18(日) KP2月合宿レポ その1
2/17(土)-18(日) KP2月合宿レポ その2

 

最後の合宿&本番まであと数日ということで、
復習も兼ねて3月合宿についてまとめます。

 

 

声の粒子化

 

今回は集合してすぐに練習会場へ。
そしてグループワークからスタートしました。

今回のテーマの一つは声を粒子化していくこと。

粒子化というのは、一粒一粒を
細かく細かくしていくことです。

 

理科の授業っぽく解説すると、
サッカーのゴールくらいの網目があったとして
サッカーボールやバスケットボールは
網目より大きいので網を通り抜けませんよね。

でも、ゴルフボールやビー玉なら
小さいので通り抜けます。

 

これは音楽でも、人に話す時も同じで
粗いエネルギーの音やメッセージを放っても
相手の心身の奥へ浸透することはできません。

むしろ相手にべちーん!!とぶつかって
投げたものが反発してきたり、
相手が傷付いたり不快に感じたりします。

 

でも、一音一音、一言一言を丁寧に
心を込めて発していけば、
それは相手の心にじんわりと染み込みます。

つまり相手に受け取ってもらえる訳です。

そしてほっこりさせたり感動させたりと、
相手の心を動かすことができるんです。

 

この音の細粒化をするためにしたのが、
粒が細かくなっていくのを意識した
コアトーニングと

体の細胞が粗くなっていると感じる部分を
トントンと軽く叩くワークでした。

 

 

声で粒子化

 

まずは声の方。

最初はみんなでヒビキアワセの要領で
しばし自由に母音で声を出してみました。

 

次に、今度は声の粒子がどんどん
細かくなっていくことをイメージしながら
同じように声を出しました。

滝行で直接びしゃびしゃかかる感じではなくて
滝のほとりでふわっと浴びるミストみたいな
あれくらいの微細な粒子になる感じです。

 

そしたら!

全っっっ然響きが違うんですよ!!

出している母音も音の高さもバラバラなのに、
何故か感じるまとまり感。

しかも、倍音の鳴り具合もすごいんです。
ビリビリくるくらいたくさん鳴っていて、
厚みのある倍音でした。

これ、そのリアルの場だけではなくて
後日頂いた動画で聴いてもはっきり違いが
わかるくらいのレベルでした!!

 

みんな歌のスキルはその一瞬では何も
変わってないのに、声を出す心がけ一つで
こんなに声の密度が変わるとは。

 

でも、普段は意識してないから
気付いてないだけで、
本当はすでにこれだけの伝える力、
響かせる力を持ってるんですよね。

人間のポテンシャル、すごい…!

 

人は普段、本来持っている潜在的な力の
ほんのちょっとしか使ってないというのは
聞いたことがあるかと思いますが
まさにそれだなと思いました。

私達のように単に出し方を知らなかったか、
ポテンシャルを発揮できるだけのエネルギーが
足りなくてできてないか、ではないでしょうか。

 

これは歌だけではなくて、演奏も、
そして日々の人とのやりとりも、
そして自分自身の扱い方にも活かせますし、

その活用範囲が広がると、自然と身のこなしが
柔らかくしなやかになって、エネルギーの器も
大きく育ちそうな気がしますし、

エネルギーが減っていることにも敏感に
気付けて、結果的に早い段階でケアできて、
エネルギーの浪費も減りそうですよね。

 

それ以降、いつもできる訳ではないですが
日々の歌ったりピアノを弾く時、

自分がものを手に取ったり置いたりする時、
自分が体を動かす時にも
ふとこの粒子化が頭をよぎるようになり、

粒子化を意識して行動している自分に
少しずつですが自己肯定感というか
自信をもらっているように感じます。

 

 

体で粒子化

 

今度は体も粒子化していきます。

例えば前屈。

これ私全然地面に手届かないんですよね(笑)
というか柔軟系は子どもの頃から苦手です(>人<;)

 

で、

体が硬い=力んでる

であり、

力んでる=体が硬い=粒子が粗い

なんですよね。

 

それと同時に私はずっと自分のガサツな部分も
気になってのですが、それも抽象度を上げれば
体や心の粒子が粗かったということなんです。

 

で、体を粒子化するのにやることはとても簡単。

 

体の粒子化

 

1.普通に前屈をして何となくつっぱったり
細胞同士がガチガチに凝り固まってる
ような部分を感じ取ります。

(あと、この時点でどれくらい手がつくか
確認もしておくといいかも!)

 

2.その気になった部分を指先でトントンと
軽くたたくようにタッチしていきます。

ほんとに軽くぽんぽんでOKです。

その時に、指が体にタッチするたびに
凝り固まった細胞達がバラバラとほぐれて
一つ一つの細胞が独立した本来の状態に
戻っていく、というイメージをしながらやります。

 

3.さらに、全身を脱力させて軽くジャンプ。

その時も、ジャンプするたびに体の
粗い部分が細かくサラサラと粒子化して、
体全体がふにゃっとなっていく気持ちで。

人をダメにするクッションになっていくイメージです(笑)

 

4.その上でもう一度前屈をしてみてください。

 

 

私はさすがに地面には届きませんでしたが、
若干伸びたように感じました♪

 

これはお仕事の合間とか、休憩でお手洗いに
行った時でもしれっとできるのでおススメです。

私はトイレの個室で軽くジャンプしてます(^-^)

その時についでに体と心についた疲れも
パラパラ落ちそうな気がするので( ̄▽ ̄)

 

今回声と体のアプローチで「粒子化」という
キーワードを解説しましたが、
要はより繊細に、丁寧に生きていく
第一歩ということですね(*^ω^*)

 

 

粒子化して歌ったら

 

粒子化ワークの後、恒例の一人ずつ順番に
今回の課題曲を歌うターンに。

今回の課題曲は「to U」を持っていきました。

 

元々得意なゆったり系の曲ではありましたが、
さらに先ほど習った声をミストのように
粒子化していくイメージで、
できるだけまっすぐに歌ってみました。

 

この時は、2月合宿の「愛をこめて花束を」
とは違って、上手く歌おうという他人の目を
気にする感覚よりも

ひたすら丁寧に!まっすぐ!という
「届けること」にフォーカスしていたからか
歌い終わって余韻の後

「…!! いいね!」

という静かに大きく渦巻くエネルギーのような反応が!!

 

実はこの曲7〜8分とかなり長い曲なんですが、
「その長さを感じさせない」
と言って頂けました(^-^)

 

粒子化のワークで本当にただ心がけというか
イメージを鮮明に持つだけで、

何かスキル的なことを習得してなくても
こんなに人の心に届くのか!!と
改めて人の潜在能力というものに
びっくりしたのでした(u_u)

 

この時の「ひたむきに丁寧に歌う」という
感覚を、本番でも大事にしたいな~
と思っています(^-^)

この文章も、届けばいいなと思いつつ。


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