調律部 制服スペワレポ 前編

先日、調律部イベントとして、我が地元
北九州市の宇宙をコンセプトにした
テーマパーク「スペースワールド」
に行ってきました!!

今回はそのレポを前編後編に分けて
お届けします♪

 

最初で最後の「制服スペワ」

 

「スペースワールド」という名前を
もしかしたら昨年のスケートリンクの
炎上騒動で聞いたことがあるという方も
いらっしゃるかもしれません…(;’∀’)

実は今年27年目を迎えるのですが、なんと
2017年いっぱいで閉園してしまうんです…!

もう今年しかない!という思いは閉園が
発表された時からずっと思っていたんです。

 

あと、実はもう一つ夢がありまして…。

 

「制服ディズニー」という言葉を
ご存知でしょうか?

制服を着てディズニーランドに遊びに
行くことで、これはなにもリアル学生だけの
特権ではないのです。

すでに学生を終えた大人のお姉さん達が
非日常空間を活かして、もはや非日常な
制服を着て学生時代のように一日を
満喫するのです。

 

自分史でもお話したことがあるかも
しれませんが、中学はセーラー、
高校は一応ブレザータイプながらも
あまりにもダサすぎるボックススカートで

ずっとチェックのプリーツスカートにリボン、
そしてニットを羽織る、という
所謂「普通の」ブレザータイプの制服への
憧れがあって、いつか着てやろうと
思っていたんです(笑)

 

そしてそこに閉園のニュース。

 

これはもうここで叶えるしかないやろ!!
という気持ちについに火が付き、

仲のいい福岡メンバーで、同世代の女の子と
ご夫婦(しかも年齢が私とガチの同級生)、
そして今年生まれたご夫婦の娘ちゃんと
計5人で夢を実現させてきたのでした。

 

最初に声をかけるときはもし引かれたら
どうしようという思いも無くはなかったですが
でも「不安な方が正解」と言いますし(笑)
今年やらないともう来年はないですからね。

 

でもありがたいことにみんなのってくれて、
LINEのグループでちょこちょこ衣装の準備の
進捗を報告し合ったりして、当日までの
約1ヵ月もすごく楽しかったですね~♪

 

やりたいことはとりあえず口にしてみると
一緒に楽しんでくれる仲間はいるという事と
口にしてしまえば案外するっと叶うという
事がよ~くわかりました(^-^*)

言ったもん勝ちです☆

というか逆に言えば、ちゃんと言わないと
周りには伝わらないということでも
ありますね!

 

いや~、みんなぱっと見本当に普通に
ただのリアル学生やったなぁ…(-∀-)

制服4人組がベビーカーと共に歩く様は
なかなかシュールで面白かったです(笑)

ちなみに私の制服はこちら↓

 

歴史を守ることと変化の波に乗ること

 

振り返ると、開園したその年から小学校の間は
両親が毎年夏休みの時期に
私と弟を連れてきてくれていました。

 

そして、ここ数年はもう違うのですが、
成人式もスペースワールドで開催され、
その日新成人は一日貸し切りで遊べました。

流石にジェットコースター系は振袖では
厳しいかなと思ったので、友人と
「スペースアイ」という観覧車に乗りましたよ♪

↑右に見える観覧車が「スペースアイ」(@_@)

 

大学でも学祭のメンバーと遊びに来ましたが
社会人になってからは来そびれていました。

 

「官営八幡製鉄所」という言葉を歴史の授業で
聞いたことがあるかもしれませんが、
北九州市は鉄の街でした。

 

なので、このスペースワールドも当初は
新日鉄がスポンサーだったそうなのですが、
徐々に社会全体の変化によってかつてほどの
業界の伸びも止まっていき

それと共に当時としては比較的進んでいた
「テーマパーク」という概念のある
スペースワールドも他の全国各地の
「昔ながらの遊園地」と同じく
変化の波に乗れなかったのかなと感じました。

 

観覧車やジェットコースターから見えた
建物の天井部分の錆びなどがすごく
平成初期のレトロな哀愁を感じさせました…。

「お疲れ様。私の人生の思い出の1ページに
なってくれてありがとう。」
という想いになりましたね…。

ということは、私の人生も「郷愁」を
感じるくらいの
時を経てきたということなんでしょうか。

 

「変化の波に乗れなかった」と感じたのには
理由があって、

そもそも「宇宙」というテーマって
今まさに日々日進月歩で発展を遂げている
最先端の業界じゃないですか?

 

学生時代のはやぶさの期間には
アニミズム思考のある日本人だからなのか

カプセル的なものを我が子を産み落とすように
地球に放出して、でも自らは滅びる、という
そんな展開にストーリーを感じて
ものすごく感情移入してじ~んとしましたし、

きっと今も世界中の施設で研究が
進んでいますよね。

 

でも、今回入ったアトラクションの一つに、
映画館レベルのクオリティの大画面と音響で
宇宙にまつわる映像を楽むものがあるのですが

その映像がもはや宇宙業界的には化石時代
なんじゃないかと感じさせる、
(私まだ生まれてなかった頃の
映像なんじゃ…?と思いました)

ファッションやヘアスタイルの宇宙飛行士や
管制塔の人々が訓練している映像や、
実際の宇宙での活動の様子が流れていました。

 

それを、「宇宙開発、宇宙研究の歴史」とか
「黎明期」として紹介するコンセプトなら
むしろこのアトラクション映像は価値があると
思うんですけど、

そうではなくて、きっと開園からずっとこれを
使ってきていて、定期的に最新の内容を入れて
バリエーションを創ったりバージョンアップを
するという所に投資をしてこなかったのかなと

大人になって色んな経済活動の形を見てきた
今だからわかる視点で見ることができました。

ちょっと切なくもありましたけどね…。

 

でも、スペースワールドとしても何も対策を
しなかったわけではなくて、
私が学生の頃までは定期的に新しい
アトラクションは増えていたのですが、

やはり途中でスポンサーの力が尽きたのか、
大規模なアトラクションの入れ替えや建設は
止まってしまい、

今回行って初めて知ったのは、宇宙とは
コンセプトが全然関係ないカピバラさんの
カフェが出来たりしていました(笑)

(個人的には初めてカピバラさんを生で見て
触れ合えたので嬉しかったんですけどね。)

↑カピバラさん。『封神演義』のスープ―って
こんな感じなんかなと思ってしまった(笑)

 

でも「テーマパーク」の大先輩であり、
今なお名実共に世界一と言っても
過言ではないディズニーランドを見てみると

常に変化し続けて、常にどこかしら
リニューアルの改修をしていたり、
新しいものを建設してたりするそうなんです。

 

ウォルト・ディズニーの言葉で
「ディズニーランドは永遠に完成しない。
世界に想像力がある限り、
成長し続けるだろう。」
という台詞に答えがありますが、

完成と思ってしまったら、そこで成長は
止まってしまうんですよね。

 

これはテーマパークだけじゃなくて
私達人間一人一人もそうだなぁと思います。

 

そして、その成長していく上で簡単にぶれては
いけないのが軸であり「テーマパーク」
としての「テーマ」なんだろうなと
しみじみ感じたのでした。

 

変化する方向性がわからずにとにかく
何でもいいから変えていこうと焦ると

景品すら宇宙と関係ない、ただの町中にある
ゲーセンとほぼ同じ空間ができちゃったり
するんですよね…。

 

そしてその軸からずれた場の乱れから
漏れ出るテーマパーク側の焦りを

言葉にはできなくてもお客さんは
非言語の本能の部分で違和感として感知して、
他のエンターテイメントの場に興味を
そらしてしまうのかなと思いました。

 

あ、でも私としてはスペワを
ディスりたいのでは決してなくて、
ただ郷愁哀愁だけに浸って
スペースワールドの終わりを見送るのではなく

せめて身をていして「在り方」の大切さを
教えてくれたスペースワールドから
しっかり学んで活かして、さらにそれを
一人でも多くの人に伝えることが

自分にできるせめてもの恩返しなのでは
ないかなと思って、切ない気持ちを抱えつつも
感じたことを率直に綴らせて頂いています。

 

では、今回はここまで!

ちょっと切ない展開になってきましたが(笑)
次回の調律部 制服スペワレポ 後編
こうした学びからさらに気付いたことを
お伝えしていきます♪

 

 


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